FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

誰の観点からの評価なのか

企業の知的資産経営戦略(つづき)

前回までの話は、比較的イメージしやすいものではなかったかと考えますが、ここからはより幅広い、あるいは深い視点からの見方をご紹介いたします。


企業は、説明責任としてのディスクロージャー(情報開示)に加えて、キャッシュフローに対する企業側の期待と投資家側との期待をすりあわせる努力が必要となります。

こうした努力を行って企業活動に対する知識を融合されることをIR活動といいます。

日本インベスター・リレーションズ協議会はIRを次のように定義します、

「IRとは、企業が株主や機関投資家に対し、投資判断に必要な情報を適時、公平、継続して提供する活動の全般を指す。」


さて、知的資産を組み込んで企業評価を行うにあたってはまず、誰の観点から評価を行うかが重要となります。

なぜなら、それによって、ディスクロージャー(情報開示)のポイントも変わってくる可能性があるからです。


■市場の観点から評価を行う場合

① 個別企業の競争力に知的資産がどのように影響しているか、今後の知的資産に関わる戦略がどう影響するかの評価

② 個別企業がブランドや顧客資産のポートフォリオをどのように組んでいるか、今後の戦略はどうか、に関わる評価

③ ブランドに着目して証券ポートフォリオを組むにあたっての評価

④ 個別企業が企業買収を行うと仮定した場合の業績の推定


■企業の観点から評価を行う場合

① 自社の競争力に知的資産がどのように影響しているか、今後の知的資産に関わる戦略がどう影響するかの評価

② ブランドや顧客資産のポートフォリオの評価、ポートフォリオの組み方について、今後の戦略策定の評価

③ 企業買収を行うと仮定した場合の業績の推定


つまり、誰に対する情報開示なのかによって、作成する資料が異なってくるということで、

硬直した様式に埋め込むだけのものではないといえます。

(参考文献)
 価値評価と知的資産[改訂版] 岡田衣里著 平成15年4月 税務経理協会

コメント

非公開コメント

トラックバック

http://yuaiblog.blog18.fc2.com/tb.php/473-625f98ce

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。